仮想通貨 入門編 Rippleとは? その6
仮想通貨 入門編 Rippleとは? その6
Ripple社ホームページ
☆Ripple補完計画☆
前回までの記事を読まれていない方は是非読まれてください。
最大の目標の先
今回はRipple(RTXP)を開発し、
全世界に『IoVの世界』を普及させようとしている、
『Ripple社』について勝手に書いていこうと思いますw
Ripple社は、
『IoVの世界』を作った先に、
『XRPの価値の上昇』が最大の利益だと考えています。
『XRPの価値の上昇』が答えです。
全ては独占から始まった?
Ripple社はRipple(RTXP)を公開時、
『XRP』の1000億XRPのうち800億XRPを所持しました。
ちなみに残り200億XRPは創設者たちで分けてます。
独占ですよねw
ですが、Ripple社のホームページにはこうあります。
価値の分散化は、ある種の行動にインセンティブを与える強力な方法です。例えばビットコインのメカニズムは、ビットコイン採掘に専心する処理能力の急増につながりました。我々がXRPを分配する目的は、ネットワークに信頼、実用性、流動性を構築するような行動にインセンティブを与えることです。
ビットコインはマイニングとして、全世界に分散していきましたが
Ripple社は
『Ripple(RTXP)を広げる事に協力してくれた人に分配しますよ』と言っています。
ビットコインの様に取引の合意作業で報酬という、
通貨自体のシステム内での報酬ということではなく、
Ripple(RTXP)を広げるという大きなくくりで『XRP』を報酬にしている感じです。
特にXRPの価格を左右する『流動性』という所が極めて重要になります。
『流動性』とは容易に換金(取引)ができるかどうかという事です。
例でいうと、
流動性が高いとなると法定通貨が一番有名です。
特に米ドルは、基軸通貨と呼ばれ一番取引をされている通貨で
欲しい人も手放したい人もたくさんいるので、簡単に取引が成立します。
逆に流動性が低いとなると、
それこそ仮想通貨なんかは良い例ですね。
法定通貨にはまだまだ及びません。
ビットコインですらまだ及ばないのに他の仮想通貨はもっとです。
では、『XRP』の流動性は?という事になります。
Ripple(RTXP)内で『XRP』は価値と価値をつなぐものとして働いています。
なので、流動性を極めて高くしないといけないという事になります。
そこで、Ripple社は
流動性を高めてくれる人々(銀行や為替業者)に協力してもらうという戦略に出ます。
そして、協力や実績を出した人々に
自社で保有している『XRP』を報酬として分配しています。
市場を作る者
前項で 出てきました『流動性を高めてくれる人々』を
『マーケットメイカー』と呼んでいます。某プロレスラーみたいですねw
このマーケットメイカーたちは、
銀行や為替業者などいろんな価値(法定通貨や仮想通貨、金融商品)を所持しています。
そしてRipple(RTXP)を広める事で自分たちにも利益が出ると悟った人たちですw
1.所持している価値をRipple(RTXP)内で動かす事で、XRPの流動性が高まります。
2.流動性を高めたら『XRP』を報酬としてもらえます。
3.もっと流動性を高めたら『XRP』の価格が上昇して利益になる。
ざっくりですがこんな考えですw
Ripple社の思惑通り、
『XRP』の流動性を高めるために『XRP』を使うという事が効いてきます。
さらに、このマーケットメイカーの存在がRipple(RTXP)の機能として
とても重要な役割を果たすことになっていきます。
ユニバーサル・トランスレーター
「電子計算機が、最新の為替レートで全ての通貨の全ての価格の等価値を数秒ではじき出すだろう」
これは1974年にノーベル経済学賞を受賞した
フリードリッヒ・ハイエクという方が残した言葉です。
ハイエクさんが言う『電子計算機』というのが
このRipple(RTXP)の機能として存在しています。
そしてその『電子計算機』を実現させるために流動性を高めてくれる
『マーケットメーカー』の存在が必要不可欠になります。
現在、為替というと『FX』というのが一般的に出てきます。
『FX』では為替差益を狙う人たちが基本的には参入していますので、
あまり一概には言えませんが、
今の為替のレートというのは各国の中央銀行や国際決済銀行などが決め、
そのレートを元に各銀行やFX業者が手数料などを上乗せして、
私たち利用者(旅行時の換金やFXトレーダーなど)の元に
表示させて取引を行わせています。
なので各銀行、各業者でレートがバラバラになります。
そのバラバラの中で、各業者は『スプレッド』という物で
他業者と差別化をはかろうとしています。
この『スプレッド』というのは、
需要価格と供給価格の差の事を言います。
その各業者の市場の中で参加している人たちが出した注文の
買いたい額の最高額と売りたい額の最低額という感じですかねw
そのスプレッドの差が縮まれば縮まるほど流動性が高い市場になります。
逆にスプレッドの差が広いのは流動性が低い市場ということです。
ここで重要なのは、
利用者にとってスプレッドの差が広いというのは
コスト(リスク)になるという事になります。
例えばですが、(現実ではこんなに差が広がることはありませんw)
あなたが参加した、米ドルと日本円の市場の価格が
買い価格 1$=¥112
売り価格 1$=¥111
だと仮定した時、¥112で買った瞬間、¥112で買ったのに
すぐにその市場で売る時は¥111になっているのでマイナス¥1です。
なので¥112で買ったら、売り価格が¥112以上になるまで
待たないと同価値以上にはなりません。
この様に、利用者にとって
スプレットの差が広ければ広いほどコスト(リスク)が高く、
逆に、スプレッドの差が狭ければ狭いほどコスト(リスク)が低いという事です。
なので各FX業者は
いかにスプレッドの差を縮めた市場を利用者に提供できるかになってきますので、
『他社より米ドル市場のスプレッドを縮めてます!』など、
各業者の腕の見せ所になってきます。ざっくりですがw
また、利用者が増えればその市場に流れる価値が多くなるため
流動性が高まり必然的にスプレットが縮まり、安定した市場になるという事です。
仮想通貨の市場の場合は、FXよりも流動性が低いので
スプレッドが広い事や
取引所毎での価格差などが多いです。(それが魅力の一つなんですがw)
現在このコスト(手数料やスプレッド)が
国際送金や為替取引を行う上でのデメリットであり課題でした。
そこで、Ripple社はその国際的なデメリットを改善するべく、
『XRP』の流動性や価値のレートの差(スプレッド)を考えて、
銀行や為替業者の持っている流動性の高いそれぞれの市場を
Ripple(RTXP)内に『マーケットメーカー』として
取り込む(前記事のILPがあるため)事により
それぞれの市場が『絶対的価値であるXRP』でつながり、
Ripple(RTXP)利用者が価値を送信した瞬間に、
マーケットメーカーたちの持つ各市場を『XRP』が走っていきw
最もスプレッドが狭い(同価値に近い・リスクが低い)市場を
探し出し(パスファインディング・アルゴリズム)、
送信時同等の価値が相手に届く様な仕組みが実現できるという事です。
結果、報酬の『XRP』をもらうためにマーケットメーカーたちは
『XRPの流動性を高めて、コスト(スプレッドなど)を減らし、
その結果Ripple社から『XRP』を報酬でもらえ、
さらに流動性が高まっているので『XRP』が値上がりして利益が出る。』
を繰り返して、利益を出し続けていくという事です。
その他、いろいろなキャッシュポイントが考えられますし、
Ripple社もマーケットメーカーも両者両得ですねw
私たちのような個人間ではあまり使いませんが、
この『瞬時に価値を相手に同価値で送信できる』というのは、
国際送金を使う、企業や銀行にとってはとても魅力的になります。
魅力的とだけでは片付けられないかもしれないかもしれませんがw
『瞬時に価値を相手に同価値で送信できる』というのが、
『世界初の為替計算機』として機能されていく事になります。
この『世界初の為替計算機』というのが
冒頭のハイエクさんの予言した『電子計算機』になります。
ハイエクさんが亡くなった1992年から
約四半世紀経ちますが、ハイエクさんが思っていた物より、
遥かにすごいものをRipple社が開発した事になりますね。
Ripple(RTXP)の売りをまとめますと、
・低コスト(セキュリティ兼任)
・送信時間の速さ(特定の承認者制度)
・各既存システムをつなぎ合わせる仕組み(ILP)
上記に、
・価値を相手に同価値で送れる(為替計算機)
というのが加わる事になります。
そして全ての売りに必要不可欠なのが『XRP』という事になります。
次回、最終章
次回、最終章です。多分w
最後はRipple社に関しての続き、
Ripple(RTXP)・XRPの今後の展開予想や
最終的に私たちはどうしていけば良いかなど
勝手に『妄想』していきたいと思っていますw
一連のRipple補完計画ですが、
Ripple(RTXP)に関して少しでも良いので
ご理解やイメージなどできましたでしょうか。
私自身は、Ripple社やRipple(RTXP)に関して100%理解はできていません。
100%まで何年かかるかわかりませんw
なので、このRipple補完計画は、
まだ今は『Rippleだいたい補完計画』になりますw
なのでみなさんもぜひご自分で調べたり、理解したりしていただき、
そのきっかけに、このブログがなれば良いと思います。
長くなりましたが最後までお付き合いありがとうございました。
最後までお付き合い宜しくお願いしますw
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