仮想通貨 入門編 Rippleとは? その2
仮想通貨 入門編 Rippleとは? その2
Ripple補完計画の第2弾となりました。
ぜひ第1弾からお読みになってください。
☆第1弾☆
第1弾では、
Ripple=IoV=価値(お金)のつながり=送金(決済)のプロトコル=RTXP=Ripple
という流れというか、根本のお話をさせていただきました。
今回は、
実際のところRippleってどういう物?
どうゆうプロトコルなの?
っていうところからいきたいと思います。
この第2弾は、かなり長くなってしまいました。
途中で休憩を入れながら読んでいただく事をおススメしますw
英知の結集
『旧時代の通貨はもはや信用を失いつつある。今現在世の中で一体何が起きているのか、仮にあなたがリバタリアン(完全自由主義者)でなくとも容易に分かるだろう。ゴールド(金)は助けにはなりえない。喪われれた通貨の信用をもう一度よみがえらせるためには、数学的に構築された新機軸の通貨こそが必要なのだ』
これは、第1弾で登場したRipple(RTXP)を開発した一人である、
クリス・ラーセンさんが言った言葉です。
こんな事を言えるような天才エンジニア達が作った『Ripple(RTXP)』を
高卒の私が、完璧に解読できるわけありませんでしたw
ざっくりと、プロトコルは伝達の方法や約束事という事で、
『Ripple(RTXP)』内のルール的な感じで、覚えてもらったらと思います。
ブロックチェーンの使用
まずは、仮想通貨的に馴染み深いものから行こうと思いますw
Ripple(RTXP)にももちろん、ブロックチェーンが使用されています。
しかし、ビットコインとは取引の合意方法に違いがあります。
ビットコインの場合、Proof-of-Work(PoW)という方法です。
この方法により、世界はビットコインラッシュ(ゴールドラッシュ的な)となり
世界にビットコインの価値を知らしめた方法ですw
対してRipple(RTXP)は、独自に開発された取引の合意方法です。
特定の(結託して不正を行わないと認められた)承認者のみが
取引の合意をできる(簡単にいうと多数決)仕組みです。
この承認者(人ではなく承認を行うサーバー)は現在ほとんどがRipple社なんです。
これだけだとなんか中央集権っぽいですよね。
ビットコインでは、全世界の人が参加できて(しようと思えばw)
マイニングとしてこの取引の合意を行い報酬をもらえる。
対してRipple(RTXP)は承認者だけ合意作業を行うが報酬は無し。
この報酬が無いという所がゆくゆくを見据えた『Ripple社』の狙いです。
今は『Ripple社』がその取引の合意作業のほとんどを行なっていますが、
ゆくゆく国際的にRipple(RTXP)が広まってきた時に、
外部の承認者にどんどんまかせていく計画です。
『でも、無報酬じゃ誰もやらないじゃん、、、』と思いますが、
Ripple(RTXP)を使いたい、使わないと困る人や会社、国が出てきます。
『じゃあ困るならみんな取引の合意作業手伝ってよ』というのが
Ripple社の最終的な狙いになります。(現在ではマイクロソフトなどが参加してます)
やがて承認者にRipple社がいなくなり、
本当の『非中央集権』の世界がやってくるというのが筋書きになります。
この『特定の承認者制度』を行うことにより、
ビットコインよりも早く(1回の合意作業が数秒)、
ビットコインよりもコストが低くなります。(わずかなXRPを払うだけ)
ビットコインのように、
送信に10分(実際もっとかかる時もありますが)もかからないし、
合意作業のマイニングの消費電力もかからないし、
電力が安い国が有利になることもない、
とてもエコで平等なRipple(RTXP)ということがわかりますw
個人的にはビットコインを否定しているわけではないです。
PoWの方がコストはかかりますが、不正など不可能です。
この『特定の承認者制度』も良いところもありますが、
悪いところもあります。(尺の関係と説明が難しい為割愛します)
ビットコインの弟的な感じで『Ripple』を考えています。
弟の方が出来が良いパターンもありますしw
兄と弟それぞれ長所も短所もあるということです。
I owe you.
『私はあなたに借りがある』
次にご説明する項目は、
Ripple(RTXP)の最大の武器でも有り、最大の弱点でもある所になります。
このRipple(RTXP)を利用するにあたってとても重要な物だと私は思っています。
IOU(I owe you.)・・・借用証書
Ripple(RTXP)では『IOU』という借用証書を使って価値の送受信を行います。
正直『IOU』なんて普段使わない言葉なのでピンとこないですね。
ある日、あなたは友人のAさんとBさんとの3人で
自動販売機でジュースを買おうとしました。
すると、Aさんが『今5000円札しか無いから後で返すから払っといて』と言いました。
あなたは、『わかった、後で返してね』と言います。
すると次は横から、Bさんがあなたに
『こないだ貸した100円返して』と、思い出したように言いました。
しかし、あなたの財布には
自分のジュースとAさんのジュースの分の200円しか有りませんでした。
ここであなたはひらめきます。
あなたはまず、『AさんがBさんに後で100円返しといて』とAさんに言いました。
次にあなたは、『とりあえず今は自分の分を買ったら?
AさんがBさんに後で100円返すから』とBさんに言いました。
それを言われた二人は『わかった』と承諾し、
あなたは、
Aさんには『後払いでBさんに払う予定の100円で買ったジュース』を渡し、
Bさんには『Bさん本人が買ったジュース』を渡しました。
この時点で、 あなた的には『あなたからBさんへの負債』を
『AさんからBさんの負債』へと平和的に解決させましたw
この移り変わった負債こそが『IOU』の意味であり、
移り変わらせたやりとり(取引)こそ、『IOUを使った取引』になります。
少額なら普段でもよくあると思います。
『後で返すから〜』的なノリで結局忘れちゃいますけどw
あなたは見事負債0になりました。
一方、AさんはBさんに100円の負債ができました。
そして、Bさんの貸し分は依然変わりません。
ここで口約束がもう嫌だと感じたBさんはAさんにこう言いました。
『負債を証明できるものを作って、私に預けなさい。』
Aさんは100円ごときでめんどくさいなぁと思いながら、
『わかった、紙に書いたものを渡すよ』
と言って、手帳の端を少し破り、『¥100 Aの負債』と書いてBさんに渡しました。
渡されたBさんは、Aさんに
『この証明書を私が持っている限りあなたの負債は消えないからな』
続けてこう言いました、
『この証明書が欲しければ100円を持ってくるか、100円分の働きをしろ』と。
Aさんは恐怖を覚え、急いでコンビニへ両替に行き、
100円でその証明書を買い取りました。
この『証明書』こそが『IOU』です。
借り手が貸し手との条件を書き込んだ
独自の通貨(証明書)を発行して貸し手に渡します。
その証明書を無効化するには、条件通りの額で買い取るか、働くか、
それは二人でおまかせしますw
ここでは3人でのIOU取引の例ですが
もっと人が増え、複雑なやりとりになればなるほど、
IOUというものが便利になると思いませんか?
借り手と貸し手が入り乱れれば乱れるほどIOUは本領を発揮する。
貸し手は証明書の管理をして、借り手が証明書を買い取るもしくは
その価値分の働きをするのを待つ、そしてたまに取り立てるw
借り手は貸し手に後いくら返せば良いかを聞けばすぐに確認できる。
ですが、ここで落とし穴があることにお気づきでしょうか。
先ほどAさんはBさんの恐怖的な取り立てによりすぐに100円を返しました。
ですが、この取り立てに屈せず、『今度返すから』の一言を残し、
音信不通になるとどうでしょう。
Bさんの持っている証明書はただの『手帳の切れ端』なので紙くず同然です。
これが俗にいう『カウンターパーティーリスク』です。
取引相手がいなくなる可能性があるということです。
これが基本的な『IOU』の武器と弱点です。
ですが実は、この弱点を『あるもの』が克服してくれるんです。
リップルネットワークの入り口
弱点克服の奥義は少し後回しにしたいと思います。
ちょっとここで実際のRipple(RTXP)の利用を進めてみたいと思います。
Ripple(RTXP)を利用するにあたってまず、
リップルウォレットを作成しなくてはいけません。
そこでゲートウェイという言葉が出てきます。
ゲートウェイとはRipple(RTXP)を
利用するための入り口みたいな所です。
価値(お金)のプロトコル=Ripple(RTXP)を使用するには
そのプロトコルに価値(お金)を保管しないといけませんよね?
そのプロトコル上に自分の価値(お金)が無いと意味がないですよね?
自分の価値(お金)をRipple(RTXP)に利用させるために、
一度、自分の価値(お金)が通らないといけない場所がゲートウェイになります。
日本人なら日本円、アメリカ人なら米ドルを持ってますが
そのお金をゲートウェイに通さないと
最先端のRipple(RTXP)を利用できないということです。
また、
その最先端のRipple(RTXP)で価値(お金)を安全に保管する物が
『リップルウォレット』になります。
その最先端のRipple(RTXP)を利用するために通らないといけない
ゲートウェイの一つが以前ご紹介した、『Mr.Ripple』になります。
日本人が日本円を最先端のRipple(RTXP)上で利用するには、
現在の国内では『Mr.Ripple』と『東京JPY発行所』の2つしかありません。
そして、
『Mr.Ripple』は『ゲートウェイ』としての機能と
自分の『リップルウォレット』を持てる場所としては国内で唯一になります。
それが
私が『Mr.Ripple』をオススメする理由になります。
東京JPY発行所を通してもRipple(RTXP)は一応使用はできますが、
『自分のリップルウォレット』は持つことはできません。
この『自分のリップルウォレット』というのが、
Ripple(RTXP)では重要になってきます。
この重要というのは今後の記事で段々分かってくると思います。
公開鍵と秘密鍵
みなさんがRipple(RTXP)を利用するにあたって、
『リップルウォレット』には2つの鍵があります。
一つは公開鍵(リップルアドレス)
これは頭文字が『r』から始まるアドレスです。
もう一つは秘密鍵(シークレットキー)です。
これは頭文字が『s』から始まるものです。
このシークレットキーは決して他人に見せてはいけないものです。
そして絶対に無くしてはいけないものです。
このシークレットキーがRipple(RTXP)を利用する上で重要な物になります。
『シークレトキー=あなたの財産』といっても過言ではないですw
なぜなら、
Ripple(RTXP)上に作られた『リップルウォレット』は
例え、Mr.RippleがGox(破綻や蒸発)したとしても
Ripple(RTXP)上に作られたものなので、
『シークレットキー』があれば
他のリップルウォレット機能を有したゲートウェイ等で復元できます。
国内では現在『Mr.Ripple』しか
海外にはありますので『自分のリップルウォレット』は無くなりません。
『リップルウォレット』は無くならないんですが、、、
この『、、、』の先を次でご説明します。
と思ったのですが、この続きは次回にさせていただきます。
『XRP』、、、
ちょっとだけ出しましたw
『XRP』まではあと2、3記事かかるかもしれませんw
最後までお付き合いしていただけましたら幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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